水の色は何色
コップの水の色は無色透明なのに、海や湖が青く見えるのはなぜでしょうか?
太陽からの輝く光。
その光には、あの虹の美しい色が隠されています。
重力を発見したことで有名なニュートンは、
プリズム(透明ガラスや透明プラスチックの三角柱)を使って
太陽の光に虹の七色が含まれていることを発見しました。
人の眼には、太陽光が無色に映りますが、
太陽の光をプリズムに通すと、「赤橙黄緑青藍紫」などの光に
分けられます。
物質の色は、その物質が太陽光の特定の色光だけを吸収し、
残りの光を反射することで生じます。
この為、海や湖が青く見えるのは、
水分子が赤色や黄色付近の光を吸収するからです。
赤色や黄色の光が吸収されると、その補色である青緑の光が残り、
それが水中のゴミやプランクトン(浮遊生物)などに散乱され、水面に出てきます。
そして私たちの目に映ります。
浴槽の水が青く見えるのも、海や湖が青く見えるのと同じ現象です。
また、突然の雨の後に、カラッと晴れると時々現われる七色の虹。
あれは、空気中に浮遊するごく小さい水滴がちょうどプリズムの役目をして、太陽の光を分光したために見えるものだそうです。
色の見え方は、色々不思議ですね。
投稿者 アクアス総研 : 2011年4月 1日 09:52