先般の原発事故による水道水から放射性物質が検出されたことを受け、お問い合わせが
相次ぎましたのでQ&Aにまとめました。
Q. 浄水器と放射性物質除去能力との関係って?
A. 現時点では科学的データに基いた明確な回答はできません。浄水器の除去能力試験
において放射性物質は一般的に扱える物質ではなく、試料水も作れないのがその理由です。
活性炭で吸着除去する可能性は有るものの、放射性物質は除去性能試験方法が確立されて
いません。
一部報道で浄水器は効果が分からないとの記事もありますが、放射性物質は浄水器の除去
対象ではなく水質基準項目にもなく、除去性能試験方法もないためです。
Q. 活性炭が放射性物質除去に有効って、本当?
A. 実際の動きとして、活性炭が放射性物質の除去効果を示す知見が数多くあることから、
東京都では原発事故後、放射性物質除去のため浄水に使う活性炭量を通常の4倍に増やす等
厚生労働省通達により浄水場で活性炭投入が実施されています。
Q. アクアスファイブで除去できますか?
A. アクアスファイブの活性炭は、細孔の直径が5~150Å(オングストローム)※と非常に小さく、
低分子類の吸着に特別な力を発揮します。充填量も蛇口タイプの約170倍以上と驚くほど大量
でしかも定期メンテナンスの実施により確実な浄水能力を維持しているので放射性物質除去の
可能性はあります。
ベストな解決方法ではないかもしれませんが、小型浄水器や水道水を直接飲むよりベターな
対処方法であると推察されます。
ただし、アクアスファイブは水道水の残留塩素や発ガン性が疑われるトリハロメタンを除去する
ために開発された浄水器であることをご理解ください。
※1Å(オングストローム)=0.1nm(ナノメートル)=10億分の1m
Q. 吸着した放射性ヨウ素が心配ですが
A. 仮に放射性ヨウ素を除去しても、半減期が8日間のため活性炭に放射性物質が溜まり続ける
という心配はないものと思われます。