「水道水は飲まない」県民の2割が・・・
asahi.com マイタウン埼玉 2009年11月18日(水)
(記事抜粋)
◇西部地域は25.9%
県民のうち、水道水をそのまま飲んでいる人は3割で、水道水は飲まずにミネラルウォーターを飲んでいる人は2割――。水道水に関するこんな調査結果を県が17日、発表した。
◇県「まずくない PR必要」
県は来年度、安全・安心な水道水の持続的な供給に向けた「水道ビジョン」をまとめる予定。まずは県民の需要を把握しようと、県政世論調査の一環として、7~8月に20歳以上の3千人を対象に、普段の水道水の飲み方などを尋ねた(回答は2250人)。
その結果、「そのまま飲んでいる」が31・2%だったのに対し、「浄水器を通したり、一度沸騰させたりして飲んでいる」が48%と最も多く、「飲まない(ミネラルウオーターのみ)」も20・6%を占めた。
地域別では、「そのまま飲んでいる」割合が高いのは、秩父地域(秩父市など)の61・9%と、北部地域(熊谷市など)の47・1%。「飲まない」割合が高いのは、西部地域(所沢市など)の25・9%と、南部地域(川口市など)の25・7%だった。県庁所在地のさいたま地域は、「浄水器を通したり、一度沸騰させたりして飲んでいる」が51・8%を占めた。
年代別では、年齢が高くなるほど「そのまま飲んでいる」割合が高く、逆に「飲まない」割合は年齢が低いほど高くなる傾向が表れた=表。
水道水への不満は、「味やにおいなどの水質」が29・5%で最も高く、次いで「料金が高い」が26・6%だった。
県企業局水道業務課は「誰でも安全に飲める水を供給するように努めているのだが......」と受け止める。「においがなく安全な水をきちんと供給できるよう、施設整備やPRをしっかりしていきたい」という。