2-メチルイソボルネオール(浄水器用語)
2-メチルイソボルネオール(2-MIB)とは、
河川の富栄養化によって異常繁殖する植物プランクトン(藍藻類や放線菌)が
作るカビ臭物質で、水道の異臭味障害原因物質としてジェオスミンと共に
知られています。
極小量でもかなりの悪臭を放ち、水1リットルにわずか1億分の1グラム程度
含まれただけで、カビ臭い臭味をつけると言われています。
通常の急速ろ過方式で除去するのは困難で、活性炭、オゾン、生物処理の1つ
あるいはその組み合わせで、除去することができます。
(高度浄水処理法では分解 ・除去することが可能)
カビ臭が水道で問題になってから既に40年以上にもなり、世界各地で広く
発生しているものの、健康に影響を与える等の問題は起っていないようです。
投稿者 アクアス総研 : 2007年7月25日 17:15