遊離残留塩素 (浄水器用語)
遊離残留塩素とは、
水道水などの消毒のために添加された塩素で、水中に残留した強い酸化力を
有する形の塩素(有効塩素)の事です。
遊離残留塩素は、水中で次亜塩素酸や次亜塩素酸イオンとして存在し、
水のペーハーによってどの形で存在するかの割合が変わります。
また残留塩素には、遊離残留塩素と結合残留塩素があり、
単に残留塩素と言った場合、遊離残留塩素の事を指します。
なお、塩素イオンとは科学的に性質が異なります。
水道法では、給水栓における水が遊離残留塩素0.1ppm以上
(結合残留塩素の場合は0.4ppm以上)を保持するように、
浄水施設で塩素消毒することを定めていますが、
塩素消毒により、塩素臭やトリハロメタンなどの
発ガン性を疑われている物質が生成されてしまう事が
近年指摘されています。
投稿者 アクアス総研 : 2007年7月24日 17:45