1次側(浄水器用語)
1次側とは、
ある基点に対しての入側(1次側)の事を指します。
設備機器を基点にする場合、入側(IN側)を1次側と呼び、
出側(OUT側)を2次側と呼びます。
また、住居の水道設備全体で考える場合、
1次側とは水道メーター器の入側、
つまり水道本管側の配管設備(行政の管轄側)を指し、
水道メーター器以降の給水配管や設備(個人の管轄側)を
2次側と指します。
一般細菌(浄水器用語)
一般細菌とは、
名前が示すように特定の菌の事を指すのではなく、
水、土壌などに生育している一般な菌です。
汚染された水ほど多い傾向を示し、水の汚染状況や飲料水の
安全性を判定する上で有効な指標の一つとされています。
ウォーターサーバー(浄水器用語)
ウォーターサーバーとは、
バックインボックス(BIB※1)やリターナブルボトル(※2)を
使って、水を飲む冷温水器のことです。
特徴として、熱湯と冷水が手軽に楽しめます。
※1 バックインボックス(BIB)とは、
外装が段ボール箱で、内装がプラスチックバッグからなる液体輸送用の容器。
内容物に対する耐水性などを考慮したプラスチックフィルムを
プラスチックバックに使用し、外装は輸送の際に適した段ボールが
使用されている。
※2 リターナブルボトルとは、
使用後に回収し、洗浄して再利用する液体輸送用の容器の事。
逆に再利用しない容器のことをワンウェイ容器と言います。
ウォーターハンマー(浄水器用語)
ウォーターハンマー(水撃作用)とは、
水道の蛇口(水栓)をキュッ!と閉めた時、「ドン」やら「ドドン」という音を
聞いた事がある方も多いと思います。
蛇口やバルブなどを急閉鎖により、それまでスムーズに一定の圧力で流れていた
配管内の水の行き場が無くなり、配管内の圧力が急激に上昇して、圧力波が
閉鎖された配管区間を往復しながら管壁や機器などを震動させる現象を
ウォーターハンマー(水撃作用)と言います。
水撃作用が発生すると、衝撃音が発生します。
ウォーターハンマーを起こしやすいのは次のような場合に多いようです。
・水道水圧が高い
・水栓を早く締める
・配管に曲がりが多い
・配管の固定が不充分
家庭で出来る改善策としては、蛇口を閉める時は出来るだけゆっくりと閉める事で
発生を防ぐ事が出来ます。
塩化物イオン(浄水器用語)
塩化物イオンとは、
塩化物イオン(Cl-)の形で存在している塩素のことです。
塩化物は、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等として
自然界に広く存在しており、水に溶解し塩化物イオンとして測定されます。
水道原水中の塩化物イオンは、天然由来のものが多い。
以前は塩素イオンとも呼ばれていましたが、
現在では、陰イオンは「~化物イオン」もしくは「~酸イオン」、
陽イオンは「~イオン」と区別して表記されます。
つまり塩素の場合、塩素イオンはCl+を指し、塩化物イオンはCl-を指します。
塩素(浄水器用語)
塩素とは、
通常塩素は、大気・水・土・生物・植物等広範囲に存在し、
塩化物イオン(Cl-)の形で存在しています。
塩素ガス(Cl2)は黄緑色のガスで刺激臭の強く有毒ですが、
この塩素ガス(Cl2)が水に溶けると、塩化水素(HCl)と
次亜塩素酸(HClO)が生じます。
この次亜塩素酸に強い殺菌作用があるため、
水道水やプールの殺菌に使われています。
塩素処理(浄水器用語)
塩素処理とは、
浄水場等で行われる水の処理方法の一つで、
水道水は塩素を用いて消毒を行います。
この殺菌消毒方法を「塩素処理」と呼びます。
消毒の他に除鉄、除マンガン、アンモニア性窒素や藻類 、
臭気の除去にも塩素が使用されています。
また、急速ろ過法を採用する浄水場では
不可欠の殺菌消毒方法です。
塩素処理は安価で殺菌力も強く消毒効果は抜群ですが、
消毒副生成物やカルキ臭などの問題が指摘されています。
塩素チェッカー(浄水器用語)
塩素チェッカーとは、
検水(水)に試薬を混ぜて、発色させ色の濃淡から
遊離残留塩素濃度を検査する試薬の総称です。
また、残留塩素を検査する装置を指す場合もあります。
水道水の遊離残留塩素濃度や浄水器の能力の
低下具合を調べる時などに使用されます。
オール浄水住宅 (浄水器用語)
オール浄水住宅とは、
水道メーター器以降の水道配管に取付ける画期的なセントラル浄水器(家中オール浄水器)が
付いている住宅のことです。
飲み水、料理水、お風呂、シャワー、洗顔など、ご家庭で使用する水全てを、安全で安心して
使用することができます。
住居の新築・築年数に係わらず、セントラル浄水器(家中オール浄水器)の取付けは可能です。
オゾン処理(浄水器用語)
オゾン処理とは、
オゾンの強力な酸化力を用いて、消毒、脱臭、脱臭などを行う
浄水処理の事です。
急速ろ過では処理しきれない、水中のかび臭などの分解や
マンガンの酸化、水の消毒にも役立ちます。
しかしながら、オゾンは水中の残留時間が短い事から、
浄水場から各家庭までの給水過程の消毒には向いていません。