カルキ (浄水器用語)
カルキとは、
昔、井戸水の消毒に用いた「さらし粉:次亜塩素酸カルシウム」の事を
ドイツ語でクロールカルク(Chlorkalk)と言い、強い塩素臭がしました。
さらし粉について、最初はクロークカルクと呼んでいたものが、
そのうち日本流の省略語で、単にカルクと呼ぶようになり、
さらに変化してカルキと呼ばれるようになったのが語源と言われています。
ところがクロールカルクのクロールは塩素のことでカルクは石灰を指した言葉です。
石灰の主要元素はカルシウムですので、カルキ臭とはカルシウム臭を
指す事になりますが、カルシウムには臭いが殆どありません。
従って、正しくはクローク臭又は塩素臭と呼ぶべきだったのでしょうが、
カルキは塩素臭や残留塩素を指す言葉として現在では使われています。
投稿者 アクアス総研 : 2007年7月30日 16:00