使い捨てコンタクト使用後は・・・?
マイクロプラスチックによる環境汚染が深刻
あなたはコンタクトレンズをご使用ですか?
それともメガネを愛用中ですか?
さて、コンタクトをご使用中の方に質問です。
使い捨てタイプをご使用の方、使い終わった後のレンズ・・・どうしてますか?
私的には当然、ゴミとして捨てるものと思っていたところ、
どうやらお国柄が違うからでしょうか、それとも日本でも!?
目を疑いたくなるニュースが飛び込んできました。
米国の下水に流されているコンタクトレンズは年間最大33億枚に達する――。
そんな推計を米アリゾナ州立大の研究チームが19日、米化学会で発表した。
細かく砕けて環境汚染の原因になるマイクロプラスチックを増やしている可能性があるとして注意を呼びかけている。研究チームによると、米国のコンタクトレンズの利用者は約4500万人。ほとんどがプラスチック製のソフトコンタクトレンズを使用し、そのうち「15~20%の着用者が流しやトイレに使用済みレンズを流している」ことを調査で突き止めた。
その結果から、米国だけで年18億~33億6千万枚のレンズが下水に流されていると推測した。
下水に流されたコンタクトレンズは下水処理場に至る。チームによると、汚泥2ポンド(約900グラム)当たり2枚程度のレンズが見つかるという。
一部のレンズは小さく砕かれたマイクロプラスチックになり、下水処理場の設備を通り抜けて水環境に流出するか、汚泥に含まれて処分場の地中などで拡散している可能性がある。ただ、詳しい実態は不明という。
研究チームは、メーカーに正しい捨て方の周知や、自然界で分解される樹脂製のレンズを開発するように求めている。
2018年8月23日付
朝日新聞DIGITALより 一部抜粋
使い捨てレンズを水に流してしまうなんて・・・
私的にはショッキングなニュースでした。
レンズばかりではありません。
当たり前のように日々手にしているものも、一歩捨て場所を間違えるとそれらを要因とするマイクロプラスチックによる環境汚染が深刻というから頭が痛い。
さて、皆さんは最近のニュースで見た目には透明度の高そうな海の中で
ウミガメの鼻に刺さって取れなくなってしまったストローの映像を見かけたことがありますか?
私の記憶にはこの痛々しく残念な映像が鮮烈に残っています。
また、このようなカメは海中において決して珍しくないというから
海洋汚染のレベルを疑ってしまいます。
このことをきっかけに世界中に広がりつつある現象として
コーヒーチェーン世界最大手の米スターバックスは、プラスチックストロー使用の停止を決定。
これを追うかのように日本企業のファミレスのガストも参戦するようです。
コンタクトレンズも、ストローに限らずまずはゴミを廃棄しない、水に流さない。
基本的なモラルが最も大切ではないのでしょうか。