ビオトープ
みなさんはビオトープってご存知ですか?
ビオトープとは、ドイツ語で「bio(いのち)+topos(場所)」
「生き物のすむ場所」という意味です。
最近では、色々な種類の生き物 が自分の力で生きていくことのできる自然環境をそなえた場所を、ビオトープと呼んでいます。
自然にある森や林、湖や池は代表的なビオトープです。
そこにはさまざまな植物や動物が住み、互いに食べたり食べられたり、複雑に関わりあいながらバランスを保って生きています。
しかし近頃では、人間が住みやすいようにと進めてきた土地開発によって自然の
ビオトープが減ってしまい、生き物の住める環境も少なくなってしまいました。
そして、日本では昔からいた多くの野生の生き物が、今では少なくなって来て
いるのです。なかでもメダカは全国的に数が減り、絶滅する恐れのある
生き物のひとつとなっています。
また最近の新聞に赤とんぼが減っているとの記事もありました。
メダカや赤とんぼのように、私たちが小さいころからあたり前のように近くに
いた生き物を、これから先の時代も見られるように、今ある自然のビオトープを
大切にしていくことはもちろんの事、自分の近くにも簡単なビオトープをベランダや
お庭に作ってみてはいかがでしょうか。
(参考)
・環境庁 おしえてビオトープ(PDF版)
http://www.env.go.jp/nature/biodic/eap61/
・日本ビオトープ協会
http://www.biotope.gr.jp/