月面探査の新事実!
月に大量の水が存在?
夜空に明るく輝く月。
日々、形を変え、私たちの住む地球を照らしてくれています。
古来よりお月見をしたり、竹取物語やウサギなど馴染み深い反面、
謎めいた部分もまだまだ沢山ありますね。
ところで、月には水があると思いますか?
約10年前まで、月は完全乾燥の状態にあると考えられていました。
しかし、2008年、1970年代にアポロ15号および17号が採取した火山灰や岩石に含まれるガラス粒子の中に、水分を閉じ込めている痕跡を確認できたそうです。
また2009年、NASAはさらなる水の痕跡を見つけるため、
月の南極のクレーターにロケットと衛星を激突させる実験を行いました。
すると、水と水酸基(ヒドロキシ基)の存在を示す痕跡が見つかったそうです。
さらに2010年、採取された岩石の詳しい分析により、
アパタイトという鉱物から水の痕跡が見つかったそうです。
しかし、これまで水の痕跡は見つかったものの、どのくらいの量があるかは、
わかっていませんでした。
そして2017年、地中に驚くほど大量の水が蓄えられているとの研究論文が発表されました。
今回の研究では、水の痕跡は、月の表面全体に分布する多数の火山性堆積物で発見され、広い範囲に水分が分布していることをうかがわせるそうです。
ガラス粒子は0.05%しか水を含んでいませんが、火山の堆積物に覆われた範囲は数千平方キロ、深さは数キロにも及ぶと推定され、「これまでに確認されていた以上の水がある」と研究者は推測しています。
月に水が大量にあるのなら、
近い将来、月旅行や移住が可能となる要素のひとつになるのでは??
※参照サイト:National Geographic
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/072600284/