オアシス
オアシスとは、砂漠やステップと言った乾燥地域において、淡水が存在する場所をいいます。
オアシスは、一般的には、「砂漠の中の泉」と思っている人が殆どだと思いますが、
これはひとつのタイプで、人工的に掘りだされた所も含めオアシスと言います。
ちなみに、オアシスとは「住みか」という意味もあるそうです。
では、どんな種類のオアシスがあるのでしょうか。
【泉性オアシス】
地表に流出するか浅い所に存在する地下水。
【山麓オアシス】
降水量の多い山岳地帯の雨が、山の麓に流れ込み
扇状地を形成する。
流量の多い河川は扇状地を横切り、砂漠に消えていきますが、
河川によっては扇状地を流れるとき伏流水となり扇端で湧き出し、かなり大規模なオアシスを形成する。
【人工オアシス】
井戸を掘り、人工的に地下水をくみ上げる地下水。
このようなオアシスのある所では、
農業が可能となり集落が形成されることがある他、通商路の経由地ともなり
オアシスの政治的、軍事的支配は多くの場合商業の支配をも意味してきたそうです。
ちなみに世界最大のオアシスは、ナイル川の河谷
およびデルタ地帯であり約22,000K㎡あるそうです。
現在のオアシスに暮らす人々は、乾燥した砂漠地帯とはいえ、農業が盛んに営まれ、緑豊なオアシスでは古くからナツメヤシやオリーブ、アプリコット、米、トウモロコシなどの様々な作物が栽培されている様です。
自然の力って凄いですね。
投稿者 アクアス総研 : 2011年8月 1日 09:54