水の三態
私たちの生活に欠かせない水ですが、 「水」にはとても不思議な性質がたくさんあります。
池や湖が水面から凍っていたり、 飲み物に入れた氷が浮いていたりと、普段の生活では当たり前のような光景ですが、とても不思議なことです。
◇水の三態
物質には、固体・ 液体・気体の三態があります、水(液体)は0度で氷(固体)になり、100度で沸騰し水蒸気(気体)になります。(1気圧の場合)
水の状態の変化は、
気圧と深く関係します。富士山の山頂などでは、お湯を沸かすと、気圧が低いため、100℃以下で沸騰します。また、圧力鍋では、
なべの中の圧力が高くなるので、沸騰の前であっても100℃以上となります。
氷が水に浮く???
氷が水に浮くのは水より氷のほうが軽いためです。
ほとんどの物質は液体より固体のほうが重くなります。
しかし、水は固体(氷)のほうが軽くなります。
氷の密度=約0.92g/cm3
水 (0度)の密度=約0.99985 g/cm3
水(4度)の密度=約0.99997 g/cm3
水のままでは分子同士の隙間が小さいが、
氷になりくっつくと、水の分子の間に隙間がたくさんできるため密度が下がり軽くなります。
水の重さ
冬、 バケツに水を張っておくと水面が凍ります。
水は約4℃の時に一番重くなります。
温度が4℃に向かって下がっていくと水はどんどん重くなり、
下のほうへ移動し、4℃から更に冷えると今度は軽くなり、
上にとどまります。そして水面から凍っていきます。
池や湖も同様です。水面が凍っていても湖底付近では4℃の水となるので、
氷の下でも、魚たちが生きていられるのです。
水は身近すぎて不思議なものとは思いませんでしたが、 調べてみると不思議なことがたくさんありました。きっとまだまだ不思議なことがあると思います。調べてみては(^^♪