アメンボ赤いなあいうえお・・・
アクアス総研の会報誌タイトルにもなっている「アメンボ」。北原白秋の「アメンボ赤いなあいうえお・・・」は、 誰もが一度は聞いたことのある有名な詩ですね。
この詩にも登場する「アメンボ」。今の時期、池や田んぼ・川や水溜りでよく見かけることができますが、 水のあるところなら何処でもすむことが出来るのでしょうか?
実はそうではないようです。
えさがたくさんあり、休むための草があるところ。また、水位が安定していて油や洗剤の無いきれいな水に住んでいるのです。
アメンボの体は非常に軽く、水の表面張力を利用し浮いています。またアメンボの足の先には細かい毛がたくさん生えていて、
そこへ体から出た油分を塗りつけて水を弾きスイスイーっと泳いでいるのです。
そのため、洗剤などが溶けた汚れた水では、油分が弾かれず溺れてしまいます。
きれい な水でないと生息できないアメンボ、昨今の環境悪化や生活排水の汚染が影響し、
すでに絶滅危惧種となってしまった種類のアメンボもいるそうですよ。
まだあるアメンボの知られざる事実!?
調べていくうちにあまり知られていない事も分かりました!
アメンボは、あの、臭ぁい「カメムシ」の仲間なんです!また、アメンボのほとんどの種類には羽があり、空を飛ぶ事が出来ます。さらには、
水中に潜ったり、陸上を歩いたりも出来るんですよ。また、水中の草や石に産卵し、陸上の落ち葉の下や木の皮の下で越冬するそうです。
ちなみにアメンボの名前の由来ですが、カメムシの仲間と言うだけあってカメムシと同様に臭気を放つそうです。その臭いが『飴』 のような甘い臭いという事で、『飴ん坊』になったという説があります。アメンボの種類によっては、柑橘系だったり香水のようだったりとか。。 。
そんなアメンボが安心して生息できる世の中でいられるよう願います。