水は腐る?腐らない?
水は、無機物だから「水自体が腐る事はない」とよく耳にしますが、反対に「水が腐る」という言葉もよく耳にします。
コンビニやスーパーなどで売られているミネラルウォーターなども、消費期限はありませんが賞味期限は設定されてます。
賞味期限があるということは、「水は腐るの?飲めなくなるの?」と考えてしまいますが、賞味期限とは、あくまでミネラルウォーターを美味しく飲むことができる期間だそうです。※消費期限とは、安心して飲める(口にすることができる)期限
ただ賞味期限をすぎても、ペットボトルの水は腐ることがないため、飲むことができるそうです。つまり、美味しく飲める期間(賞味期限)が過ぎてはいるが、飲むことはできる。ということなのでしょう。
ではなぜ、美味しく飲めなくなるのか?
それはペットボトルに原因があるようです。
ペットボトルは気体透過性があり、長く間保管していると周囲の「におい」が移ってしまう可能性があるからだそうです。万が一、においが移ってしまったペットボトル水は、不味いだけで腐っているのではないわけです。
しかし一般的には「水は腐る」もの。と理解されています。
ここで重要なのが、何が腐るのか?です。
水自体なのか、それとも他の何かなのか。
先ほどもお伝えしたように、水(H2O)自体は腐りません。
ということは、どういうことでしょう。。。
それは、水に含まれる様々なもの(有機物)が腐る、ということなのです。当たり前ですが、腐った水は飲めませんよね。だから、水(H2O)が腐らないからと言って安心しないでください。
「腐らないのに腐る」
なんだかダブルスタンダードのような水ですが、水はなんでも溶かす性質があるがゆえのことなんでしょうね。
水は腐らないも、正解。
水は腐るも、正解。
どちらも見方によっては正解です。
水って本当に奥が深いですね。