ガソリンタンクの水抜き剤は必要?
誰でもガソリンスタンドで給油する時に、「水抜き剤」の注入を
勧められた経験があるのではないでしょうか?
そして店員さんに勧められたままに、何だか分からないけど
とりあえず入れてみた方も多いのではないでしょうか?
ガソリンタンクに水が本当に溜まる?
タンクに水が溜まる可能性というのは、確かにあります。
要因の1つとしては、日常生活で良く経験する結露が挙げられます。
タンク内が常に燃料で満たされていれば大丈夫ですが、
ある程度燃料を消費すればその分、空間ができてしまいます。
その空間に湿気が含まれていると、外気温の低下などでタンク内の空気が冷やされ、
飽和して余った蒸気分が水滴となってタンクの壁面に付くようになると考えられます。
そして水とガソリンは混ざらないので、密度の大きい水はタンクの底に溜まり、サビやエンジントラブルの原因となる場合があります。そこで水抜き剤が必要となります。
水抜き剤とは?
水抜き剤の主な成分はアルコールです。
アルコールは、水とガソリンの仲立ちをして水をガソリンの中に溶かし込み、
一緒に燃焼させることで水抜きの役割をします。
しかし、最近の自動車はタンク内にサビ対策用のコーティングを施したり、腐食しにくい樹脂製の材料を使ったりしているので、腐食することはほとんどないようです。
それでも心配な方は、水抜き剤を入れて悪いものではないので、
たまに愛車に入れてあげるのも良いかもしれませんね。
投稿者 アクアス総研 : 2011年6月 1日 10:03